
いやぁ………………。
……………いやぁ………。(特大ため息)
※限定星5思念「過熱するリズム」のネタバレを含みます。
※また、これまでのマヒル思念・伝説の内容も多少含まれますので、お気を付けて。
※セリフなどの引用部分は、読みやすさ重視のため、時系列順でなかったり、省略されていたりします。ご了承ください。
(以前記述したように)マヒルと主人公の間では、「きょうだい」と「恋人」が両立するものとして認識されているもよう。
だからこそ、もはや境界線も何もないんじゃ…なんて思ってたんだけれど。
誕生日で「おや?」と思わされたものが、約半年を経て宇宙の果てから飛んできました。
いや、
あの予告で、そんな話だとは思わんやろ。
これもう、最近の思念でずっと言ってる気がする。
深空の予告、本当にアテにならない。大好き。
これまでのマヒルと主人公との間の感情って、
「お互いに大事に思っているならそれでいい」という方向性だったと思うんだけれど、
徐々に、「周りにもそれを認識していてほしい」に変わりつつあるように感じた。
なるほど、そこがマヒ主の境界線だったのか。
っていうか、それって単純に、両想いが付き合う理由じゃん。
「(あくまで)絆の深いきょうだい」から、「恋人」への移り変わりを、どういう風に描くんだろうと気になっていたんだけれど、
なるほど、そうなるのか…!と驚いた思念でした。
のっけから、マヒルの裸を見られなくなってる主人公…。
思えば、「寂寥な偽り」では何ともなかったのに、
「永遠の楽園」ではタンクトップ姿に「服着て!」と言っていたり、少しずつ段階を踏んでいたんだなぁ。
自分の寝室にも「入らないで」とはっきり言う辺り、意識し具合が半端じゃない。
めくれた裾の下から腰のライン’が見えているが、本人は気にしていないようだ。
私は何も言わずに視線をそらし、彼の服の裾をそっと下ろした。
「……もうちょっと、見え方を気にした方がいいよ」
ここでも。
これは、自分がドキドキしちゃうからなのか、はたまた、誰か他の女の人に見られたら…なんて思ったからなのか。
いや、どっちもか?どっちもか??
「もしかしたら、もう彼女がいるかもしれませんよ?」
「それはないよ。今日ずっと君と一緒だったじゃないか」
私は否定も肯定もせず微笑むと、ステージの真ん中にいるマヒルを見上げた。
「君とずっと一緒だった(から彼女はいないだろう)」=「君は彼女じゃないでしょ」とあっさり返され、モヤる主人公。
ふ~ん、彼女だって思われたいんだぁ、ふ~ん。ほぉ~ん。
(今この状態の主人公が、「彼女のフリして」って言われたらどうなるんだろ…見たい…そういう思念出たら面白いな…)
……で。
今回のマヒルはすごかった。
いや、いつもすごいんだけれど、今回は本当にすごかった。
「忽然と湧いてきたように思える気持ちも、ただ深い場所に隠れてただけで、実はずっと前から存在してたのかもしれない」
「だから自分の気持ちに気付くために、こういうきっかけが必要なんだろ?」
あからさまに、「吊り橋効果を狙っています」と言ってるし、
「大人になったマヒルにも、秘密がたくさんあるよね。全然変わってない」
「そんなことないさ」
「今回は、お前が答えを確かめに来るその日を楽しみにしてるんだ」
「それに大人になった今、『秘密』の意味もだいぶ変わったからな」
「お前のまだ知らない『秘密』を知ってほしい」とアピールしてくるし、
「お前はいつになったらオレの問題が何かわかるんだ?」
「……」
「(前略)オレをずっと捕らえて離さないのは、同じ想いだ」
「いつ現れるかわからない。急に現れたかと思えば、最近やけに落ち着きがない」
「オレの心を捕らえる何か」を明示して、
「心配しなくていい。別に怖いものじゃないから」
「怖がらないで」と言っておきながら、
「ただ、オレは思ってたより待つのが得意じゃなかったみたいだ」
「あんまり待たせるのはナシにしてくれ」と懇願してくる。
そういうのどこで学んできたの?
学校?DAA?宇宙機関?遠空艦隊??
え?彼女いたことないどころか、女の子とロクに関わったことない?
嘘つけよ!!!!!!!!!
失礼致しました。取り乱してしまいました。
いやぁ、何と言うか………何と言うか……。
冒頭に書いた「いやぁ…」の部分、全部これです。これのせいです。
マヒルが「沼」たる所以って、こういうところだと思う。
どこからどう見ても主人公のことが大好きだし、「オレを意識してくれ」オーラを振り撒いてくるのに、
かと言って、自分の感情だけで押し切ろうとはしない。
最終的な決定権は彼女に委ねている。
本編4章の、「お前の許可がない限り、絶対に境界線は越えない」が正にそれ。
「オレはお前が好き」アピールはし続けるし、こういう駆け引きみたいなこともどんどん言うけれど、
強引にキスするとか、いきなり押し倒すとか、そういうことはしないんだろうなって思ってる。
マヒルの優しさであり、愛情であり、でもちょっとズルくて臆病な一面も感じさせる部分。
こんなん、好きじゃないわけがなかろう。
無意識の接触、あるいは無意識を装った接触を通して、私達の熱は確かに少しずつ高まっていた。
これ、好きな表現だった。「無意識を装った接触」。
それが、「無意識」なのか、「無意識を装った」なのか、明確な答えが出ていないのも良い。
自分の気持ち、行動の理由すら、わからないんだよね。
恋をすると、人はバカになるらしいからね。(言質)
「ガラス張りの迷宮の中にいるみたいだ」
「中にいると、全部丸見えなのに出ることはできない」
「前に私を閉じ込めるために迷宮を建てるって言ったくせに」
「……今はそんなこと思ってないって、誰が言った?」
「今回は、お前が自分で入り口を見つけるまで待つことにしただけだ」
ここ、本編時からだいぶ丸くなったとはいえ、マヒルの本質的な部分はやっぱり変わってないんだなと思えてよかった。
それがなくなってしまっては、マヒルではないし、マヒ主でもないし。
「もし今日が、お前が近づこうと思ってくれる日なら──」
「オレはあらゆる手を使って、お前が二度と離れたくなくなるようにしてみせる」
でも、その迷宮に、縄で縛って引きずってでも主人公を入れ込もうとするのではなく、あくまで主人公自身の意志で、入ってきてほしい。
お前が近づこうと思ってくれるなら、という前提がある辺り、
「幸せ」を自分の価値観で押し付けようとはしないし、主人公の(本質的な)自由を守りたい。
でも、主人公が同じ道を望むと言うのなら、二度と手は離さない。
自分は、マヒルは、積極的に恋愛関係になりたかったわけではなかったのかも、と解釈しています。(理由など、その辺はまた改めて語りたい)
主人公を「恋愛感情で好き」という気持ちがあることは前提として、
2人の関係がどうなるのかは、主人公次第。
彼女が心から望むなら、彼女が本当に自由で、幸せであることができるなら、
「兄ちゃん」として彼女の結婚式に参列することだってできたんじゃないかなと。
今回のこの“迷宮”の部分は、マヒルのそういった部分を再認識させられる言葉だったように感じた。
それはそうとして、可愛い妹が、婚約者としてシンを連れてきちゃった世界線のマヒルは見たい。すごく見たい。兄さん、落ち着いて。
ところで、序盤の方にあったマヒルの“間欠熱”。これ、何だったんだろう…。
個人的には、チップ(右腕)か…?とか思って胃が痛んだんだけれど、違うかな…?
確か、感情が高ぶると作用するのがチップだったと思うので、
医者の言う「気を紛らわせるのがいい」というのも、そういうことなんじゃないかなと思ったり。
「(前略)薬でコントロールすることも可能です。ですが執艦官は以前──」
これも、「明晰夢」でぶっ倒れた時のことかなぁ、なんて。(艦隊の専属医なら、把握してるはず、と思うので)
考えすぎならいいんだけれど…。この話のぼかし方、今後またどこかで出てくるのかな、と思った。
そして余談ですが、今回の思念タイトル「過熱するリズム」について。
「なら、何も考えるな。他のことは全部忘れてくれ」
「だんだん、この動きとリズムそのものが楽しくなってくるはずだ」
「リズム」という単語が、直接マヒルの口から出てきたので、タイトルと関係あるのかなと。
つまり、マヒルのリードに合わせて、適度なリズムに身を置くことができれば、それは楽しいものになる。
「もう一度目を開けた時、楽しさをくれたマヒルのことしか覚えてない」
けれど、自分の欲望や思惑がにじみ出て、“過度な熱”をもった時、
元のリズムは崩れ、軽く合わせることは難しくなる。
きっとそのダンスは、「楽しい」だけには収まらないはず。
…なんてことを考えました。
それはそれとして、この台詞、ド直球な暗喩だな…と思ったのはそう。
いや、本当にすごい思念だったな…。
もう、深空の告知は盛大な「釣り」である、と確信をもって言える。(※褒め言葉)
いいですよ。これからも、喜んで釣られましょう。
さあ、餌を寄越しなさい。
\ マヒル♡ バーンして♡ /









